日本三大祭の一つ「天神祭」、岸和田のだんじり祭など、大阪にはたくさんのお祭りがありますね。

お祭りの数だけ、社会や文化を背景とした由来があるのでは?
ならば、その由来をたずねることが、「大阪」をより深く知るきっかけになるのでは?
と、大阪の歴史や文化にまだまだ不勉強な私tomi(出身:高知)が考えたシリーズです。

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第7回を迎える大阪メチャハピー祭の【7】と【ハピー】に繋がりのある、こんなお祭りを取り上げてみました。

◆なにわ七幸まつり◆

大阪活性化事業の一環として、神仏習合の理念に賛同した浪速を代表する七社寺によって始められたお祭りだそうです。(堺屋太一氏が大阪21世紀協会の理事を務めていた頃に提唱)
大阪にある七つの社寺を巡ると七徳七才が授かり、あらゆる願いが叶うと言う「七幸巡り」。七社寺で月ごとに催されるお祭りを「七幸まつり」と呼ぶそうです。

【学業成就】 大阪天満宮
【良縁祈願】 住吉大社
【心願成就】 四条畷神社
【諸芸上達】 大念仏寺
【無病息災】 太融寺
【商売繁盛】 今宮戎神社
【家内安全】 四天王寺


大阪は商人(あきんど)の街。「商売繁盛」の今宮戎神社の由来をひもといてみました。

【今宮戎神社】

 創建は推古天皇の御代に聖徳太子が四天王寺を建立されたときに同地西方の鎮護としてお祀りされたのが始めと伝えられています。

 戎さまは、ご存知のように左脇に鯛を右手に釣竿をもっておられます。そのお姿は、もともと漁業の守り神であり、海からの幸をもたらす神を象徴しています。当社の鎮座地もかつては海岸沿いにあり、平安中期より朝役として一時中断があるものの宮中に鮮魚を献進していました。
 またこのような海辺で物資の集まりやすい土地では、海の種々の産物と里の産物、野の産物とが物物交換される、いわゆる「市」が開かれますが、当社でも四天王寺の西門に「浜の市」が平安後期には開かれるようになり、その市の守り神としても当社の戎さまが祀られるようになりました。
 時代が経るに従い、市場の隆盛は商業を発展させますので、いつしか福徳を授ける神、商業の繁栄を祈念する神としても厚く信仰されるようになりました。


「えべっさん」は、もともと、漁業の神様だったんですね!
いつも持っている鯛は、「おめでタイ」の単なる縁起ものなんだとばかり思ってました。

その他の6社寺もご紹介したいところですが、あまりにも長くなってしまうため、、
それぞれリンク先のホームページをご参照クダサイ☆

大阪天満宮住吉大社四条畷神社大念仏寺太融寺四天王寺

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tomi