昨年10月、稚内市の教育長が事務局に来られました。2018年8月25日、「南中ソーラン全国交流祭in稚内」に、大阪メチャハピー祭から1チーム、参加して頂けないか、という話でした。【いま、全国各地の運動会などで踊られている「南中ソーラン」は、稚内市立南中学校で誕生した、ロック調にアレンジされたソーラン節です。】
このイベントは3年に1度、日本の最北端、稚内市で開催され、2009年には今宮高校さんが、そして2012年にはピンクチャイルドさんが大阪から参加してくださいました。ただ、その時とは違って今は、大阪と稚内を結ぶ直行便がありません。ので、往復の航空運賃だけでもずいぶんとかかってしまいます。その他にも、日程的なことや引率なども含め、乗り越える壁はたくさんあります。
ただ、大阪メチャハピー祭の原点は南中ソーランです。そして何より、参加する子ども達にとっても、稚内で踊る事ということはなかなかなく、必ず貴重な体験になり、大きな感動を持って帰ってくれることと思い、なんとか協力しようと、準備を始めました。
昨年の本祭で「学び座賞」を受賞した夢舞ing(むーびんぐ/阿倍野区)さんと、祭りのオフィシャルチーム、メチャハピー踊り子隊の特別合同チームで訪問することになりました。夢舞ingさんからは20名、メチャハピー踊り子隊からは10名の、中高生を中心とした30名で参加します。平均年齢は16歳です。
今年の2月から打ち合わせを始め、4月からは実際に練習も始まりました。合同チームということで、同じ踊りとはいえ細かな所はずいぶんと違い、踊りをそろえることにたいへん時間がかかります。また、大阪を代表して稚内で踊るという高いハードルもあって、練習への熱の入れようは、見ているこちらも張り詰めてしまうくらいです。自分自身、これまで何百回、何千回とこの踊りを見てきましたが、これだけ気持ちのこもった南中ソーランを見たことはあまり記憶にありません。それほど、見ている側の心をつかむ、ぐっとくる踊りになっています。
合同チームの名前は『大阪夢の陣』となりました。『陣』という言葉には、「共通の目的をもって、まとまった集団」という意味もあり、メンバー全員の投票で決まりました。衣装も新たに作成し、心が一つになるように準備を進めています。
また、練習では夢舞ingさんの地元の体育館を快く使わせて頂いています。保護者の方との調整でも、多くの皆様が協力してくださり、子ども達に感動を、という大きな目的をもって動いてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
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